テキサス・レンジャーズが1月17日、ジョシュ・ハミルトン外野手とマイナー契約で合意した。メジャーリーグ公式サイト『MLB.com』は、スプリングトレーニングは招待選手として参加するといる。
ハミルトンは1999年のドラフトでタンパベイ・レイズから全体1位指名を受け入団。高卒ルーキーの全体1位指名は1993年のアレックス・ロドリゲス以来だった。しかし、大きな期待は重圧に変わり、次第にハミルトンは酒とドラッグに溺れていく。
更生施設への入退院を繰り返しながら数年後に再起を決意。2007年にメジャーデビューしてナショナル・リーグの月間最優秀新人に選ばれるなど活躍した。2008年から2012年までテキサス・レンジャーズに所属していた時期がハミルトンの絶頂期だった。この間に首位打者、打点王、アメリカン・リーグMVPを獲得している。
しかし、フリーエージェント(FA)でロサンゼルス・エンゼルスに移籍してからは成績が下降。再びコカインに手を出したことが報じられるとレンジャーズにトレードされた。レンジャーズ復帰後もかつてのようなバッティングは見られず、2016シーズンは故障により出場試合なしに終わった。
ハミルトンとの契約にファンからは、「レンジャーズを出て行ったのが分かれ目だったね」「マイナー契約か。しょうがない成績ではあるけど…」「テキサス1年目はすごい活躍だったな」「久しぶりに名前を聞いた。まだ現役だったことに驚く」「数年前のハミルトンは手がつけられなかったな」などの声が寄せられている。
これまで外野を守ってきたハミルトンだが、スプリングトレーニングでは一塁手に挑戦する。
《岩藤健》
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