男子テニスのノバク・ジョコビッチはこれまで、グランドスラムでシングルス通算12度の優勝を成し遂げている。2016年には全仏オープンで初優勝し、生涯グランドスラムも達成した。世界ランク1位の座も2014年7月から2016年11月まで守り続けた。
その安定感から現役最強の選手に推す声は多いが、ジョコビッチ本人は自分を無敵の存在と思ったことはないと話す。
「無敵の選手は誰もいない。コート上で自分が相手よりも優れた選手だと考えたことはない。もちろん強い自信を持てたことはある。何試合も勝ち続けているときだ。だが、いまでも自分をほかの選手たちと同じ位置に置きたいと思っている」
通算7度目の優勝がかかる全豪オープンに対しても、ほかの選手たちと同じように臨みたいと話した。
「前回王者ではあるとしても、ほかの選手たちと同じように優勝を目指す。メルボルン・パークでは過去10年、素晴らしい成績を残せてきた。僕にとってグランドスラムの中で、最も成功を収めた大会なのは事実だ。もちろん大会に臨む上では、そのことに興奮するし自信も持てる。ナンバーワンになれれば素晴らしい。当然それが望んでいることだ。しかし、最優先事項ではない」
《岩藤健》
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