イングランドのメディアは、バイエルン・ミュンヘンに所属するチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが、チェルシーに移籍するのではと伝えている。ビダルの移籍話についてバイエルンのカルロ・アンチェロッティ監督は、「根拠のない噂」と否定した。
ブラジル代表MFオスカルを上海上港へ売却したチェルシー。潤沢な資金を元手に今冬の移籍市場では中盤の強化を狙うと見られる。当初そのターゲットはレアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスと噂されていたが、『ESPN』によればレアル側の求める条件とチェルシーの希望は折り合いがつかなかったという。
そこで浮上したのがユベントス時代にアントニオ・コンテ監督が指導し、その力をよく分かっているビダル獲得だった。2015年夏にユベントスから移籍金3700万ユーロ(約45億円)で移籍、バイエルンと4年契約を結んだビダル。チェルシーは同選手獲得のため5000万ユーロ(約61億円)を用意するとされる。
こうした報道についてアンチェロッティ監督には、「まったくの飛ばし記事なのか、ある程度の真実が含まれているのか」と会見で質問が飛んだ。
「完全な飛ばし記事だね」とアンチェロッティ監督。おかしくて堪らないといった風に笑い、「そんな契約話はない」と否定した。
《岩藤健》
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