【LONDON STROLL】プレミアリーグのビック6…センターバック注目の選手たち | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】プレミアリーグのビック6…センターバック注目の選手たち

オピニオン コラム
シュコドラン・ムスタフィ 参考画像(左/2016年11月6日)
  • シュコドラン・ムスタフィ 参考画像(左/2016年11月6日)
  • シュコドラン・ムスタフィ 参考画像(2016年10月29日)
  • ローラン・コシールニー 参考画像(2016年9月17日)
  • トビー・アルデルワイレルト 参考画像(2016年8月20日)
  • ヤン・フェルトンゲン 参考画像(2016年10月15日)
  • ジョン・ストーンズ 参考画像(2016年10月23日)
  • ヴァンサン・コンパニ 参考画像(2016年9月21日)
  • エリック・バイリー 参考画像(2016年10月2日)
2016-2017シーズンのイングランド・プレミアリーグ。英国紙がイングランド・プレミアリーグの面白いニュースを掲載した。前回のサイドバック編に続き、今回はビック6クラブのセンターバックに注目したい。

プレミアリーグのビック6…サイドバック編

■アーセナル

まずはプレミアリーグのベストセンターバックコンビの呼び声が高い、アーセナルのシュコドラン・ムスタフィとローラン・コシールニーのコンビだ。5段階評価で「4」のトップ票を得ている。

3500万ポンド(約47億円)の移籍金で、スペインのバレンシアから移籍してきたドイツ代表DFムスタフィ。移籍後すぐにセンターバックに定着した順応性の高さに、誰もが目を見張る。

過去にエバートンにも所属していた経験と、英語が堪能でコミュニケーションの壁もないことが、彼の適応能力の高さの理由のひとつだろう。プレミアリーグで5年ぶりの勝利となったチェルシー戦では、彼らふたりで12のクリアランス、10のインターセプト、4つのタックルで、無失点に抑え込んだ。

この高いパフォーマンスに注目が集まる。プレミアリーグを代表するセンターバックのコシールニーに、ムスタフィを加えたアーセナル。優勝候補に考えられる点は、彼らの堅守があってこそだろう。

シュコドラン・ムスタフィ 参考画像
(c) Getty Images

ローラン・コシールニー 参考画像
(c) Getty Images

■トッテナム・ホットスパー

先のコンビに匹敵するのではないかと言われているのが、トッテナム・ホットスパーのベルギー代表トビー・アルデルワイレルトとヤン・フェルトンゲンのコンビだ。

近年のトッテナムの躍進は、彼らの堅守から始まっていると言える。また、先日のアーセナルとの北ロンドンダービーで見せた、 若手有望株のケヴィン・ヴィマーと中盤の選手であるエリック・ダイアー、フェルトンゲンの3バックの新システム。ケガで欠場中のアルデルワイレルトの離脱を感じさせない彼らの新たな守備網は、好調を維持するトッテナムのさらなる可能性を感じさせる。

トビー・アルデルワイレルト 参考画像
(c) Getty Images

ヤン・フェルトンゲン 参考画像
(c) Getty Images

■マンチェスター・シティ

優勝候補筆頭とも言えるのはマンチェスター・シティだ。今シーズン5000万ポンドでエバートンから移籍してきた、イングランド代表のジョン・ストーンズの加入は大きい。

まだ22歳と今後の彼自身の成長に期待は高まる反面、キャプテンであるヴァンサン・コンパニの故障離脱という大きな不安要素が、評価3になっている理由と考えられる。再びコンパニがシーズンを通してプレーすることができれば、チームの安定感が一層増すことだろう。

ジョン・ストーンズ 参考画像
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ヴァンサン・コンパニ 参考画像
(c) Getty Images

■マンチェスター・ユナイテッド

同じく評価3を得たのが、名門マンチェスター・ユナイテッドである。特にスペインのビジャレアルから3000万ポンドの移籍金でやってきた、コートジボワール代表のエリック・バイリーの加入が評価の大半を占めるのではないだろうか。

シーズン当初からデイリー・ブリントとの強固なパートナーシップはマンチェスター・ユナイテッドの心臓部を支え好スタートを切ったが、バイリーがヒザのケガで欠場するとチームは失速。11試合を終えた時点で6位と今シーズンも優勝争いから遅れ始めている。

クリス・スモーリングと言ったイングランドを代表にするセンターバックをそろえ戦力は十分と言えそうだが、負傷者の続出で安定感に欠けるのが大きな問題だ。

エリック・バイリー 参考画像
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デイリー・ブリント 参考画像
(c) Getty Images

■リバプール

破壊力のある攻撃で、現在プレミアリーグ首位のリバプール。ハイプレスからのショートカウンターで、今のプレミアリーグで最も魅力ある試合を繰り広げている。しかし、華やかな攻撃と得点数に隠れ、失点14とトップ6のチームの中で最大の失点数は今後大きな問題となるだろう。

昨シーズンから大きな変化のなかったディフェンダー人は、6チーム中最低の評価2となってしまっている。ヨーロッパの大会へ参加しないリバプールは、大きな戦力補強ができなかった。しかし、試合が少ない分、今シーズンはプレミアリーグ制覇に向け大きなチャンスかもしれない。1月の補強策の対応と、“攻撃は最大の武器”と言われるがその言葉をシーズンを通して実践する姿を見せられるかが注目される。

リバプール 参考画像
(c) Getty Images

■チェルシー

リバプールとともに最低評価2を得たチェルシー。リバプール戦、アーセナル戦とつまずき、一気に評価を下げたのは事実。個人的に注目したいのが、3失点後にアーセナル戦で見せた、3バックシステムへの変更だ。

そのシステム変更がチームに安定を与え、 その後の5試合無失点の5連勝で順位を2位まで上げてきた。しかも、無失点の堅守を作り出すのは、イングラインド代表のガリー・ケイヒル、2シーズンぶりにチェルシーに帰ってきたダヴィド・ルイス、本来はサイドバックのセサル・アスピリクエタである。

これまでのチェルシーとシステムは違うが、彼らから始まる堅守速攻の姿勢は、今後のチェルシーの躍進に期待できる要因だろう。

チェルシー 参考画像
(c) Getty Images

どのリーグよりも当たりが強く、スピーディーな試合と言われるプレミアリーグ。そして、リーグの代名詞と言っても過言ではない、プレミア・リーグの激しいディフェンス。その中で成功するのは最も過酷なことかもしれない。

また、どのリーグよりも上位から下位チームまで「弱い」チームがなく、毎試合盛り上がることから、世界最高のリーグというイメージが強い。そのプレミア・リーグの主役は彼らセンターバックの選手たち。彼らの地道なプレーに今後も注目してほしい。
《Takaharu Osako》

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