錦織圭、世界1位マレーに惜敗も手応え「差はなくなってきている」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

錦織圭、世界1位マレーに惜敗も手応え「差はなくなってきている」

スポーツ 短信
錦織圭 参考画像(2016年11月14日)
  • 錦織圭 参考画像(2016年11月14日)
男子テニスのATPワールドツアー・ファイナルで11月16日、第5シードの錦織圭が第1シードのアンディ・マレーと対戦した。第1セットを7-6で取った錦織だが、続く2セットを4-6、4-6で落とし敗れている。

1時間25分にも及ぶ長い第1セットを、タイブレークのすえに取った錦織。この勢いで行きたいところだったが、第2セットの最初のゲームでブレークを許すとセットカウント1-1で追いつかれる。第3セットもチャンスはあったが勝負所のポイントを落とした。

「やっぱり大事なポイントでミスがあったり、球が浅くなったり、特に今日はブレークポイントを取りきれなかった。2セット目も3セット目もチャンスはあったけど決めきれない部分があった。全体的には良いプレーができていたし、もう少し取るところをしっかり取っていかないと、特に世界ランク1位、2位の選手には逆転されてしまう。今日は特に大事なポイントでのプレーが良くなかった」

スタッツでは大きく引けを取っていない錦織。だが、ここぞという場面でのポイントを取りきる、瞬間的な集中力や勝負強さがマレーにはあった。それでも今後に向けて「手応えはある」と話し、手が届かないほどの差ではないとした。

「大変はやっぱり大変だったが、自分がもう少ししっかりしていれば勝つチャンスはあった。たぶんそこまでテニスの差はなくなってきていると思う。メンタル的なところだったり、大事なポイントでの自分の集中力だったり駆け引きなどは、まだ彼のほうが少し上だと思う。そういうところを縮めていければ、もっともっと勝つチャンスが出てくると思う」
《岩藤健》

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