男子テニスのシーズン最終戦となるATPワールドツアー・ファイナルに出場中の錦織圭。ラウンドロビン初戦でスタン・ワウリンカを6-2、6-3で下し、11月16日の第2戦では世界ランク1位のアンディ・マレーと対戦する。
ワウリンカ戦後の会見で錦織は、「もちろんこのグループで一番厳しい試合になる」とマレー戦の展望を語った。
「アンディを倒すためには間違いなく良いプレーをしなければいけないし、100パーセントのプレーが必要。この試合(ワウリンカ戦)が次の試合への助けになることは確か」
29歳で自身初の世界ランク1位を獲得したマレー。これは30歳で1位になったジョン・ニューカムに次ぐ、歴代2位の最年長記録。会見では記者から錦織に、「マレーの世界ランク1位は励みになるか」との質問があった。
「いや、なんにも嬉しくないですね。マレーはずっとトップでやってきたので、ランキング的なことはあまり思わない。ずっと若いころからトップだった。自分と比べれば明らかに差がある」
錦織の対マレー戦績は2勝7敗。大きく負け越しているが今年の全米オープンでは激闘のすえ、錦織が勝っている。
《岩藤健》
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