野球日本代表「侍ジャパン」は11月13日、強化試合でオランダと対戦。終盤に打線がつながり、6点差をはね返す逆転劇を見せたが、肝心の投手陣が深刻だ。
この試合で先発した石田健大投手（DeNA）は、初回からオランダ打線につかまるなど制球が定まらず、3回を投げて4失点。2番手で4回からマウンドに上がった田口麗斗投手（巨人）も連打で満塁のピンチを迎えると、犠飛により失点。続く5回には3点本塁打を浴びるなど振るわなかった。
左腕の先発投手として、今回の強化試合に招集されていた石田と田口。左腕不足の不安を解消してくれるような投球を期待していた首脳陣にとっては、頭の痛い結果となった。この2投手だけでなく、今回の強化試合では先発・第二先発陣が制球を乱し、打ち込まれるシーンが散見された。打線の方は試合を重ねるごとにつながりを見せていただけに、投げる方の課題がより一層と浮き彫りになった。
今後はこの強化試合の結果も踏まえつつ、首脳陣はメンバーを見極めていくことになる。
《浜田哲男》
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