野球日本代表「侍ジャパン」は11月12日、東京ドームで行われた強化試合でオランダと対戦。延長10回までもつれ込んだ接戦を9-8で制した。
序盤は1-5と4点ビハインドの苦しい展開だったが、5回裏に6番・指名打者で先発出場した大谷翔平がソロ本塁打を放って反撃の口火をきると、そこから打線が一気に爆発。秋山翔吾外野手（西武）の安打や菊池涼介内野手（広島）の四球などで走者満塁の好機を作ると、この試合で3番に入った坂本勇人内野手（巨人）が、レフト線に落ちる走者一掃の適時打を放って、5-5の同点とした。
坂本はここまでの強化試合では1番、6番を打っていたが、巨人で慣れ親しんでいる3番に入った試合で存在感を示した。出塁率の高さを生かして1番でのチャンスメイクか、3番で得点源として期待するか、それとも筒香嘉智外野手（DeNA）の後ろを任されるのか。今後の坂本の打順に注目が集まる。
また、前日の試合では9番に入り、3本の適時打を放った秋山は1番に入り、この日も2安打。1回には三遊間を破る安打で出塁し盗塁を決めるなど、侍の切込み隊長としても結果を残した。
《浜田哲男》
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