IOCバッハ会長、被災地での東京五輪に期待「日本の再建を示すものになる」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

IOCバッハ会長、被災地での東京五輪に期待「日本の再建を示すものになる」

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スポーツ・文化・ワールド・フォーラムで基調講演を行ったIOCのトーマス・バッハ会長(2016年10月20日)
  • スポーツ・文化・ワールド・フォーラムで基調講演を行ったIOCのトーマス・バッハ会長(2016年10月20日)
  • スポーツ・文化・ワールド・フォーラムで基調講演を行ったIOCのトーマス・バッハ会長(2016年10月20日)
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は東京都内で10月20日、スポーツ・文化・ワールド・フォーラムの基調講演に登壇。2020年に控えた東京五輪などについて語り、被災地でのイベント開催計画も言及した。

バッハ会長はまずリオデジャネイロ五輪での引き継ぎを「目を見張るパフォーマンス」と讃え、「日本の2020年大会がどのようになるか、少し早く見せていただいた」と笑みを浮かべる。

「IOCは被災地でスポーツイベントを開催したいと考えています。日本が再建、再生のために大きな進歩を遂げていると示すものになるでしょう。例えば、人気のある野球やソフトボールの試合を被災地で開くことも考えている。ほかにも追加的な試みがある。この地域の再生に貢献できるように願っています。五輪開催は東京だけではなく、日本全体にとって重要なレガシーになって残ると思うのです」

IOCのトーマス・バッハ会長

2020年東京五輪では、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、サーフィン、スポーツクライミングの5種目が追加種目として決まっている。これについてバッハ会長は、「より幅広い人々にオリンピックが届く。若者を中心とした人気スポーツ、東京2020の大きな遺産になるでしょう」と話す。

世界に対して、日本の文化を見せる五輪にも期待を寄せた。「日本風に、近代的に行われるクリエイティブな発信が東京からされていくことを楽しみにしています」と締めくくった。
《五味渕秀行》

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