岡村正日本ラグビーフットボール協会会長、2019年大会に向けビジョンは「Big Try」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

岡村正日本ラグビーフットボール協会会長、2019年大会に向けビジョンは「Big Try」

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岡村正日本ラグビーフットボール協会会長、2019年大会に向けビジョンは「Big Try」
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スポーツ・文化・ワールド・フォーラムが開催されている。20日、都内で行われた基調講演には、安部首相がコメントを寄せるなど、国を挙げた情報発信の場となっている。

ラグビーワールドカップに向けては、2019年に向け、アジア初のラグビーワールドカップの開催国となる日本。ラグビーの普及促進及びラグビーワールドカップの開催がもたらす国内外の社会的・経済的な発展の可能性等について議論が行われた。

参加したのは、ワールドラグビー会長のビル・ボーモント氏、岡村正 日本ラグビーフットボール協会会長、御手洗冨士夫 ラグビーワールドカップ2019組織委員会会長など。

岡村正 日本ラグビーフットボール協会会長***

ラグビーでは常に規律を守らねばなりません。2015年のイングランド大会では、日本代表は総ペナルティーの数が出場チーム中もっとも少なく、私はこのことを大変誇りにも思っています。

日本のラグビーは1899年に慶応大学にラグビーをつたえたことを発祥としています。競技人口は11万人ですが2020年までに20万人を目指しています。大学ラグビーの人気とそれに続く社会人ラグビー人気につながっています。

1930年から海外での対戦を積んでいますが、フィジカル面、戦略面での課題が露呈しています。そこで国際的な競争力をつけるため、ラグビーW杯招致を目指しました。2009年7月に2019年の日本大会開催が決定しました。

日本代表の強化が課題になりました。エディ・ジョーンズ氏を代表に招聘し、力をつけた日本代表は、ご存知の通り、南ア戦の勝利につながったのです。その後W杯を3勝1敗で大会を終えました。これまで負け続けてきた日本代表はリオ五輪での活躍にもつながりました。15人、7人制とも世界の強豪に肩を並べるレベルを目指せるようになっています。

ラグビーは人数の多い競技なので戦略の共有が大事です。コーチが指導し、選手が納得してこそ、チームの成長につながります。コミュニケーション能力の高い選手は試合でも素晴らしい活躍をします。これは、どのような組織でも同じです。

エディは、日本人の特性を生かし、俊敏性と持久力をいかしたチーム作りにつながりました。

2019年大会は2015年大会以上の成績を残すために、「Big Try」というビジョンを掲げました。大きな目標に向けてチャレンジし、そして試合でもトライを目指す。継続して代表チームの強化、普及育成環境の整備、2019年の国際試合の安定開催と、日本ラグビーのブランド醸成に取り組みます。これらにより社会発展にも寄与していきます。
《編集部》
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