サッカー日本代表は10月11日、ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でオーストラリアと対戦し、1-1で引き分けた。6日のイラク戦に勝利していた日本は、10月のW杯最終予選2試合を1勝1分けの勝ち点4で終えた。
オーストラリア戦後の会見で日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督は、「勝ち点4は満足すべき」と十分な結果であることを強調した。
「この2試合に関してだが今回の合宿は非常に難しかった。何人かの選手はクラブでの出場試合数が足りないなかでの合宿だった。特に1戦目のイラク戦は難しかった。2試合目はフィジカル的に良くなった。60~70分まではやるべきことができていた」
今回の予選はヨーロッパでプレーする『海外組』の選手たちが、クラブでのプレー時間を減らされているなかでの試合だった。試合前から懸念されていた点についてハリルホジッチ監督は、「試合数が少ないとエネルギーがなくなり足が止まってしまう」とフィジカル面で準備できていなかった選手がいたことを示唆した。
「3人のフレッシュな選手を入れて、勝利を追求すべきだったかもしれない」と選手起用に迷いも見せたが、「ただ2試合で勝ち点4は満足するべきではないかと思う。作り出したチャンスのことを考えれば勝利に値した試合だったのではないか」と話し、評価に値する内容だったとした。
《岩藤健》
page top