東京五輪・世界陸上へ向け走り出したウォルシュジュリアン「日本一では意味がない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

東京五輪・世界陸上へ向け走り出したウォルシュジュリアン「日本一では意味がない」

スポーツ 選手
東洋大学「リオ五輪報告会」(10月3日)に登壇したウォルシュジュリアン選手ら
  • 東洋大学「リオ五輪報告会」(10月3日)に登壇したウォルシュジュリアン選手ら
  • 東洋大学「リオ五輪報告会」(10月3日)に登壇したウォルシュジュリアン選手ら
  • リオデジャネイロ五輪陸上短距離の日本代表、桐生祥秀とウォルシュ ジュリアンの壮行会が東洋大で開催(2016年6月28日)
東洋大学「リオ五輪報告会」(10月3日)で、同大学陸上競技部のウォルシュジュリアン選手は、「400メートルがあまり盛り上がってないんで、来シーズンは、桐生選手といっしょに盛り上げていきたいです」と抱負を語った。

「すごい応援されているなって感じて、はい、うれしかったっす。東京オリンピックはもちろん、来年の世界陸上も上位を目指したいです。あらためて声援いただいて、すごいよかったです。日本一になっただけでは意味がないって感じたので、来年はいい結果でみんなにもっとよろこんでもらいたいですね」

ウォルシュ選手は、リオ五輪で、400m個人、4×400mリレーに第1走者で出場。個人は46秒37で予選38位、リレーは予選13位に終わった。

「目標は日本記録を更新して、世界陸上でメダルが獲れたらいいですね。東京オリンピックでは、いまのままでは通用しないと思うんで、さらにレベルアップして、東京へ向けてがんばって戦っていきたいですね」

また、水泳金メダリストで大学の先輩である萩野公介選手についてウォルシュ選手が「萩野さんは、すごい尊敬してますね。同じ東洋大の学生としても、ひとりの人としても、尊敬してます」と語ると、その横でコメントを聞いていた桐生祥秀選手がニヤッと“意味深な笑み”をこぼした。

東洋大学陸上競技部短距離部門の土江寛裕コーチは、「この二人(桐生選手とウォルシュ選手)は短距離界を引っ張っていく存在。次は金メダルしかない。二人に関しては、オリンピック初出場のうえに、五輪でしか感じられないことがあったと思いますし、その舞台で得た一歩一歩のステップを感じたはず。2020東京ではいい成績が残せるように、チャレンジしていきたい。しっかり取り組んでいきたいですね。400メートルもこれからしっかりとこのメンバーで“負けないチーム”をつくっていきたい」と抱負を語っていた。

同報告会の冒頭、「1年生のウォルシュ選手は…」と間違えてアナウンスされたウォルシュ選手。後半の囲み取材に記者から「留年はされてないんですね?」と聞かれ、「いやされてないです。2年生です」と答え、笑いを誘った。

<ウォルシュジュリアン>
東洋大学 ライフデザイン学部健康スポーツ学科2年 陸上競技部 1996年9月生まれ、ジャマイカ生まれ 東野高校卒
リオ五輪 陸上男子400m 予選38位 46秒37
リオ五輪 陸上男子4×400mリレー 予選13位(第1走者)3分02秒95
《大野雅人》

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