「投手戦になると思っていたので、最少失点で行こうと思っていました」と大谷。その言葉通りソフトバンク打線を1点に抑え、千賀滉大との投げ合いを制した。
千賀も6回2失点とゲームは作ったが、二回にレアードへ投じた1球が悔やまれる。
●陽岱鋼が痛みに耐えて勝利をもぎ取る
クローザー不在の日本ハムは1点差の九回、アンソニー・バースをマウンドへ送り出す。だが先頭の長谷川勇也に二塁打を許すと、死球と犠打で1死二、三塁。代わった谷元圭介が高谷裕亮から三振を奪って2死とするも、続く江川智晃の当たりは前に出ていた中堅手の頭上を越そうかという大飛球だった。
この打球を試合途中から出場していた陽岱鋼がフェンス際でキャッチ。後ろ向きのまま差し出したグラブにボールが収まると、球場の大歓声が一瞬にしてため息へと変わった。
肋骨を負傷して最近3試合は欠場していた陽。激痛に耐えながら見せたビッグプレーに栗山英樹監督も、「今日は岱鋼らしさが存分に出てたね」と名手を褒め称えた。
チームを勢いづける陽のプレーにファンからは、「陽ちゃんまじすげえええよぉぉぉ」「流れって意味だと、もし優勝したらこのプレーが決めてかもね」「何十回見ても完璧過ぎて惚れ惚れする」「抜けたら負けの場面で超絶なファインプレー。外野守備好きにとってはたまらないプレーでした」「ハムが優勝したらこのプレーが後に優勝へと導いたと言われますね」などの声が寄せられている。