UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第1節が9月14日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティ(イングランド)は3-0でクラブ・ブルージュ(ベルギー)に勝利した。
昨季イングランド王者としてCLデビューを果たしたレスター。しかし、同じくCLデビューとなるはずだった岡崎の姿はピッチになく、初戦はまさかのベンチ外。
ジェイミー・ヴァーディと2トップを組んだのは、今夏の移籍市場でクラブ史上最高額となる移籍金を支払い獲得した、アルジェリア代表FWイスラム・スリマニだった。
試合後の会見では記者からクラウディオ・ラニエリ監督に、「2トップのファーストチョイスはヴァーディとスリマニですか?」との質問が寄せられた。
「ファーストチョイスかどうかは分からない。5つの選択肢があることが重要で、試合ごとに選手を選ぶ。岡崎を連れて行けなかったのはすごく悲しい。私がどれだけ岡崎を好きか、みんな知っているはずだ」
岡崎のベンチ外は苦渋の決断だったとラニエリ監督。現在レスターには岡崎のほかヴァーディ、スリマニ、レオナルド・ウジョア、アーメド・ムサがFWのポジションにいる。それぞれに個性のある選手を組み合わせながら戦っていくと話した。
「スリマニを代える可能性だってある。レスターでプレーするのは初めてだから、チームで何ができるかまだ分からない。セットプレーのために背が高いウジョアも必要だ。ウイングやストライカーのヴァーディを交代しなければならないときはムサを選ぶ。こういった理由があって岡崎をベンチ外にしたが、とても悲しかった。みんな練習で調子が良いから、どの選手を外しても残念だ」
《岩藤健》
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