イグアスの滝は、北米の「ナイアガラの滝」、アフリカの「ビクトリアの滝」と並ぶ「世界三大瀑布」のひとつ。壮大さという点においては、ほかの2つの滝を遥かに凌駕する。滝幅は約4km。270以上の滝が連なり、最大落差80m、毎秒6万5000トンの水量を誇る。
数字でもなんとなくスゴいが、とにかく生で見ると本当に圧倒されて、アタマがカラッポになる。考えていたことが丸ごと吹き飛ばされるというか。
あの音、水しぶき、光…。写真や動画、仮にVR技術が発達しても伝えられない「何か」が現地にはあったように感じた。

イグアスの滝
かつてこの滝を訪れた米国のルーズベルト大統領夫人が、「かわいそうな私のナイアガラ」とつぶやいたという話がある。世界三大瀑布でもあるナイアガラの滝と比較してもそう思わせるのだから、まさにこのエピソードがイグアスの滝の壮大さを象徴しているだろう。
僕は2日間かけてこの滝をじっくり見てきた。ブラジル側、アルゼンチン側の両方から滝を楽しむことができる。どちらか片方だけではなく、両方見ることをオススメする。どちらから見てもそれぞれの魅力がある。ただ、アルゼンチン側の方が圧倒的に広く、見る時間はかかる。

アクティビティーで人気があるのはアルゼンチン側のボートツアー。イグアスの滝に飛び込むことができる。
まるで嵐の中にいるようだった。ずぶ濡れ必須。四方八方から体中の穴という穴に滝の水が注ぎ込んできて、溺れている感覚に近い。

ボートで突入!
GoProで体験映像も撮ってみた。改めて見ても、ハンパじゃない。目も開けていられなかったし、息もできなかった時があるくらい。
世界最大、イグアスの滝に突入!! pic.twitter.com/S5PYS8lbeH
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年9月8日
アクティビティーに参加するには日本円でおよそ3000円(2016年9月7日現在)が必要だが、その価値はあると思われる。イグアスの滝を訪れた際は、ぜひ体験してほしい。