さて、現地で五輪を観戦するとなるとチケットが必要になりますが、購入は簡単にできるのでしょうか。五輪ともなると人気で買えなさそうな印象がありますが…。開会式翌日の8月6日、試しにチケットを購入してみることにしました。
結論から先に書くと、公式オンラインサイトであっさり買うことができました。まずパスポート番号など個人情報を登録。その後、観戦を希望する競技と試合日程からチケットを選びます。
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リオデジャネイロ五輪公式オンラインサイト
チケットは例えば競泳なら観戦場所によって「A」「B」「C」と3つの価格設定があります。プールに対して平行に座席のある「A」がもっとも高価で350レアル(約1万1500円)で、次に「B」が280レアル(約9200円)、「C」が160レアル(約5200円)です。
各座席ともに、Block(ブロック)、Row(列)、Seat(座席番号)が自動的に割り振られ、「Block: 120, Row: F, Seat: 9」という感じ決まります。
ちなみに予選に比べて決勝のチケットは価格は上がります。競泳なら「C」が160レアルが260レアル(約8500円)に、「B」が280レアルから500レアル(約1万6500円)に、「A」は350レアルが2倍以上の900レアル(約2万9700円)になります。
チケットは入手困難のイメージが当初ありましたが、実際に買う手続きをしてみると思った以上に簡単に買えることがわかりました。競技によって人気の差もありますが、当日の試合開始数時間前でも買うことができます。8月6日に体操団体の予選チケットを購入した時には、試合開始3時間を切っていました。決勝になると当日は難しいようですが、競泳で確認してみたところ数日前でもチケットは残っているようです。
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コパカバーナ海岸沿いにあったチケット売り場
一方でチケットの転売をするダフ屋も存在します。在リオデジャネイロ日本国総領事館の発行するメールマガジンによると、開会式以降に各国の観光客がダフ屋行為で当地当局に身柄を拘束されているそう…。
チケットは公式オンラインサイトや競技場隣接のチケット売り場で正しく購入しましょう。オンラインで購入したものはeチケット(PDF)をダウンロードして、紙にプリントアウトするかスマートフォンで掲示すれば入場が可能です。スマートフォンが日本よりも普及していないブラジルでは、紙にプリントアウトしてくる観客がほとんどでした。
リオ2016、体操予選を観戦…現場だからわかる面白さ https://t.co/Y8HRhOBY7K pic.twitter.com/lOGqB6dzHO
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年8月7日