【単独インタビュー】リオオリンピック直前、前園真聖が日本サッカーに思うこと | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【単独インタビュー】リオオリンピック直前、前園真聖が日本サッカーに思うこと

スポーツ 選手

5人制サッカー「F5WC」記者発表会(2016年7月25日)
  • 5人制サッカー「F5WC」記者発表会(2016年7月25日)
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5人制サッカー大会、「F5WC 2016-2017」が10月から開催される。

F5WCは2013年にドバイでスタートした、16歳以上のアマチュア選手を対象にした世界規模の5人制サッカー大会。

今大会は全6大陸32カ国で予選大会が開催され、各国の代表が中国・北京で開催される世界大会への切符をかけて戦う。2016年3月にタイで開催された前回の世界大会では、日本代表は世界2位の座に輝いた。

日本としては今回が第3回目の開催となるが、毎年参加チームは増加し続けている。なお、今大会のエントリー受付は既にスタートしている。


第1回大会よりアンバサダーを務めている元サッカー日本代表の前園真聖氏は、「徐々に参加チームも増えてきて、この大会に参加する意義を皆さんもわかってきたのだと思います。僕もプライベートでフットサル、サッカーをする機会がある。楽しんでやるというのも大事ですが、真剣にプレーする場所、日本代表を目指せる場所はそんなにない。アマチュアの選手にとって、目指すべき大会になってくればいい」と大会の魅力を語る。

16歳以上、プロ選手でなければ誰でも参加可能だ。フットボールを愛するすべての人たちに日の丸を背負い、日本代表を目指せるチャンスがある。

「フットサル、サッカーの魅力が詰まった大会だと思う。プロになれなかったが、サッカーが好きでずっと続けている人たちにとって、真剣勝負ができる場所があるのは非常にいいこと」

リオオリンピック、4年後には東京オリンピック開催を控える東京で、スポーツに対する注目度も高まっている。そんなムーブメントにこのF5WCも乗ることができるのだろうか。

今回編集部は、大会の魅力などについて前園氏に話を聞いた。





---:前回、日本代表は世界大会で銀メダルを獲得したということですね。

前園真聖氏(以下、敬称略):第1回目の大会は、日本代表は世界と戦い、惜しくもグループリーグで敗退した。そういった中で、僕は第2回大会は決勝大会も見させてもらいましたが、第1回よりレベルも高く期待していました。実際に世界大会を勝ち上がっていって、非常にチーム力もあったし個の力もあった。勝つために泥臭くやっていたし。体を張っていた。それが世界大会の中でいい結果につながっていったのかなと思います。

まさか世界2位になるとは思わなかったのですが、逆にこれでF5WCの中でも日本が注目されるだろうし、日本でもさらにレベルの高いチームが出場してくれることになるといいと思います。

---:世界1位になるためには何が求められると思いますか?

前園:チーム力もそうですが、個の力。2人いても抜きさることができるような、個で打開する選手がチームにいるとまたプラスになるだろうし。そういう選手がいるチームを今年は期待しています。

---:F5WCに限らず、前園さんご自身から見て日本サッカーの特徴、強いポイント、弱いポイントは。

前園:ずっと言われていますが、チームとして戦う協調性だったりとか、体格的には恵まれていないかもしれないが、細かい中での動き、クイックネスやアジリティー。そういった動作が特徴だと思う。

ただ、今は世界を見ても強いチームには組織を壊す、個の力で打開してゴールを決めるような選手がいる。日本でも本田選手がずっと「個の力」なんて言っていますけれども。今はチームで強くなっていく段階だとは思いますが、そういう中で突出した個の力で打開できる選手がいると強くなっていくと思います。

---:リオオリンピックも始まります。前園さんがキャプテンとして意識されていたことは?(前園氏は、1996年アトランタオリンピックのU-23サッカー日本代表キャプテン)

前園:特別に意識していたことはないが、サッカーは11人で、ベンチも含めるとオリンピックでは18人ですか、その18人全員が同じ方向を向いていないと、勝つ気持ちがないといけない。一人でも「俺はいいや」という選手がいたらダメです。

そういう意味だと、突出した選手はいないが全員が同じ目標に向かって、誰が出てもチーム力が落ちないように成果を上げていくことができるのが今の日本代表チームの特徴だと思います。リオオリンピックは非常に期待できると思います。





---:リオオリンピックで期待している種目はありますか。

前園:もちろん僕はサッカーをやってきたのでサッカーには期待していますが、女子バスケだったり、前回ロンドンの銅メダル以上を目標に掲げているということで女子バレーにも期待していますし、あとは32年ぶりに出場する水球。難しい環境の中でトレーニングを積んでこういった成果を出した。あまり注目されていないが、逆に期待している。リオにはいかないですが、逆にいろいろな競技をこちらから応援したいと思います。

---:前園さんはブラジルでもプレーされていたことがありますが、リオのイメージはどういったものがあるのでしょうか。

前園:リオは観光地でビーチも綺麗ないいところです。今回はオリンピックということで世界からいろいろな人々が集まってきますし、いろいろな問題が懸念されていますが、自分で自分のことは気をつけることが必要というか。

でも、大きな大会はどこも同じようなところがあると思います。ワールドカップでも南アフリカ大会の時はそう言われていましたし。そこは注意しながら。あとは気候も選手にとっては大きな敵になる。屋内と屋外の温度差があるので体調に気をつけたり、サッカーは屋外ですので、暑さだったり湿度の問題に対応したり。そういった部分は自分たちでコントロールしなければならない。

---:2020年、東京五輪も控えスポーツへの意識が集まっています。そういった中で5人制サッカー、F5WCへの注目度も同時に高まることへの期待はありますか?

前園:同じサッカーというスポーツで、オリンピック種目ではないが、リオがあり、東京五輪があり。F5WCはまだ3回目ですが、新しいスポーツへの幅が広がるはずだと思います。

サッカーじゃなくてもいい。いろいろなスポーツが増え、競技者、見る人が増え、スポーツを語る場が増えていけば。オリンピックでもまたスポーツがいろいろな方面から盛り上がっていくのではないかと思います。

---:最後に、F5WCに参加しようと考えている人に向けてメッセージをお願いします。

《大日方航》

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