ツール・ド・フランスで珍事件…マイヨジョーヌがランニング? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ツール・ド・フランスで珍事件…マイヨジョーヌがランニング?

スポーツ 短信
Tour de France公式インスタグラムより
  • Tour de France公式インスタグラムより
  • ツール・ド・フランス第12ステージを走るクリス・フルーム(2016年7月14日)
ツール・ド・フランス第12ステージで珍事が起きました。7月14日の舞台は“魔の山”とも称されるモン・ヴァントゥ。これまでもさまざまなドラマが起きたツール・ド・フランスおなじみの山ですが…。

この日はゴールまで1kmを切った最終局面で、総合リーダーのマイヨジョーヌを着るクリス・フルーム(スカイ)らが落車しました。観客の多さに急遽ストップしたテレビ中継をするオートバイに追突してしまったのです。

それまでフルームは果敢に攻めていました。


落車にはバウク・モレマ(トレック・セガフレード)やリッチー・ポート(BMCレーシング)もまき込まれました。


自転車が壊れてしまったので、フルームはなんと自分の足で走ることを選択しました。観客が多すぎてチームカーも後方ですぐに来る気配もなく、ライバルたちに遅れてしまったので、決死の選択だったのでしょう。恥ずかしいとか言ってられません。


Images indites et historiques du Maillot Jaune / Unbelievable image #TDF2016 ASO / B.Papon

Le Tour de Franceさん(@letourdefrance)が投稿した写真 -


フルームが自転車を引きずって走ってきたら、観客もビックリしますよね…。


テレビ中継を観ていたファンも最初は何がなんだかわからなかったようです。



この後、ニュートラルサポートカーから代車を借りますが、それもサイズがあわずうまく走れません。チームカーから自分の自転車を受け取ってなんとかゴールしました。

マイヨジョーヌも失うところでしたが、そこは審判団が救済処置を取ってくれたことにより、この事件でタイムを失わずに済みました。


そのフルームですが、今年もツール・ド・フランスさいたまクリテリウムで来日することが決まっています。さいたまでも代車で走ったことがありましたね。

“魔の山”モン・ヴァントゥでまたひとつ伝説が誕生したのでした。

《編集部》

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