民放キー5局は7月7日からリオデジャネイロ五輪中継をPRするCMを放送する。同日に記者発表会が行われ、CMに登場する各局の女性アナウンサーが登壇した。
CMに出演するのは、日本テレビの徳島えりかさん、テレビ朝日の青山愛(めぐみ)さん、TBSテレビの小林由未子さん、テレビ東京の秋元玲奈さん、フジテレビの宮澤智さん。
徳島さんは完成したCMに、「思った以上に自分のどアップからCMが始まったので、少し動揺しております」と笑う。だが撮影そのものは楽しく進んだことを明かした。
所属するテレビ局は違うものの、スポーツ取材の現場ではアナウンサーたちは一緒になる機会があり、「いつも取材の現場で会っていろんな情報を交換したり励ましあう同志のようなメンバー。撮影もすごく楽しくて、どんな風になるのかな~と話しながら、和気あいあいとアッと言う間に撮影が終わりました」と振り返る。腕を激しく降るシーンの撮影もあり、翌日は筋肉痛になった。
青山さんはこの撮影で、汗の演出のために霧吹きで水をかけられる体験をした。初めての体験だったが、「意外と快感でした。すっきりしました。でも水を浴びてビショビショになりながら、筋肉痛にもなりながら、本当に想いを込めて撮影に臨んだので、エールがCMから伝わったらいい」と完成に喜びを見せた。
小林さんは一番思い出深い五輪を、38個のメダルを獲得した2012年ロンドン大会と話す。
「夏のオリンピックで史上最多メダルを獲得した前回のロンドンオリンピックです。今回の大会はその38個を越える大会になればいいと思っています」
秋元さんも一番忘れられない五輪のシーンはロンドン大会の「卓球の女子団体が準決勝史上初のメダルを獲得した瞬間」と答えた。「平野早矢香選手と石川佳純選手が抱き合って、ベンチで福原愛選手が顔を覆って泣いて。歓喜の輪ができて。今思い出すだけでもこのシーンでいつでも泣ける」と熱く語り、「(会場が) 暑苦しくなってませんか?」と照れ笑い。だが、手が震えながら泣くことを初めて経験したという。
宮澤さんは印象に残っている選手として体操の冨田洋之選手を挙げた。2004年アテネ大会で日本代表が団体金メダルを獲得した時のメンバーだ。
「団体金メダルがかかった最終種目の最終演技で、完璧な着地を決めた姿。美しくて強い日本を世界に示した姿がとにかくカッコよくて体操の虜になりました。もう1回、その歓喜をリオで観たい」
民放テレビ共同公式動画サイト『gorin.jp』が開設されており、サイト内の“民放キャンペーン”ページで女性アナウンサー5人が出演するCMの視聴が可能だ。
《五味渕秀行》