BOSSブランドは1992年発売以来、「働く人のコーヒー」という切り口で展開される同社の主要商品。近年はテレビCMを始めとするブランドイメージ戦略も注目を集める。
今回発売となる「ボス デカフェブラック」は、カフェインレスでありながらコーヒーらしさを追求。500mlペットボトルでゴクゴク飲めることを標榜する。パッケージでは「DECAF」を押し出し、シンプルなものとした。
発売日は6月28日、全国のコンビニなどで展開する。
#Periscope でライブ放送中 サントリー、デカフェ コーヒー発表会 https://t.co/8Gqscr2FX5
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年6月16日
発表会では、Pen別冊企画編集部の淺賀佐和子さん、スペシャリティコーヒーデカフェ innocent coffeの楡井有子さん、フードデザイナーの石井康雄さんが登壇し、最新のコーヒーにまつわるライフスタイルなどについて解説が行われた。
淺賀さん
アメリカではネットサイトでコーヒー店を検索すると、それぞれのメニューのカフェイン含有量が出るくらいなんです。カフェインへの意識はそれくらい浸透しているし、日本の女性、男性は年々、健康に注意があがっているので、デカフェの選択は増えるのではないかと思います。また、飲みかたとしては、夜、カフェインがあると気持ちが目覚めちゃって眠れないから、カフェインレスという流れは自然になりそうですね。
楡井さん
そうですね、やはりお客様に対面してコーヒー販売しておりますと、夜は眠れなくなってしまうので、という相談を受けることもあります。
デカフェの男女比のイメージは4割男性、6割女性というイメージで、いろいろな人が飲むイメージです。癒しくつろぎ、健康、美容など、普通にコーヒーを選ぶようにデカフェを選ぶ方が増えていくのではないかと。
石井さん
私のお店にはデカフェを置いておらず、カフェインの健康法を推奨していますが、コーヒーの良さのカードを増やす意味で、デカフェを使えたらないいですね。
楡井さん
18年間デカフェを扱ってきたなかで、いままでこんなに認知されることはなかったと思っています。この2、3年前からデカフェということばを聞く機会が増えました。デカフェというセレクトがあることを知っていただき飲んでいただきたいです。
淺賀さん
コーヒーで目を覚ましてもいいし、デカフェで鎮静してもいいし、美味しいデカフェが増えてくれると消費者としては嬉しいです。
石井さん
コーヒーの知識を深めて、コーヒーがある生活が当たり前になるといいなと思います。