町おこしイベントで大成功の温泉ライダー…もともとの発案は? | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

町おこしイベントで大成功の温泉ライダー…もともとの発案は?

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地元の自転車クラブも大会ボランティアとして大活躍
  • 地元の自転車クラブも大会ボランティアとして大活躍
  • 町おこしイベントで大成功の温泉ライダー…もともとの発案は?
  • 大会に駆けつけた宮元陸加賀市長。左はレディーカガ
  • 大会運営委員の高辻貴嘉さん
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町おこしの事例となるイベントにしたいと、温泉街に全国から観光客を集めようと企画した石川県加賀市の「温泉ライダーin加賀温泉郷」。5年前に発案されて開催を実現し、2016年は5回目の記念大会だ。この日も鳥取県庁職員や静岡のテレビ局がイベント運営の視察に訪れていた。

当初は自転車を使った観光促進を視野に入れながらも、市民がいかに自転車に安全に乗ってもらえるかを主な目的に企画を練り始めたものだ。自転車の安全利用を啓蒙するのはなにをしたらいいか。

「まずは市民に自転車への親しみを持ってもらうことだ」と思い当たり、そんな啓発イベントを展開しようと話し合った。

大会名称に『温泉ライダー』という名前がつけられた。名前のほうが先行したのだという。次にどんなスポーツをしようか。加賀温泉郷には片山津、山中、山代の3つの温泉街があったため、「3つの温泉を次々と走って訪れて入浴する。その総合時間を計測して争う」といったトライアスロンのような企画も真剣に討論された。



5周年記念の2016年大会は耐久レース、キッズレース、ヒルクライムレースの3本柱。地元産業界の有志が集まった団体が実行部隊となり、行政やイベント運営会社とうまく連携してイベントを育て上げた。「全国にはいくつもこういった自転車イベントがあるが、おもてなしスピリットは加賀が一番高い」と運営会社の代表も一目置く存在だ。

「やっている本人たちが一番楽しんでしまっているが、今後もいろいろと学んでよりよい大会作りを心がけたい」という地元運営委員。

「北陸新幹線の伸延で加賀温泉駅ができるまでは続けたい」
《山口和幸》

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