第1セットで先にブレークした大坂。一時逆転を許すも4ゲーム連取でセットを奪った。だが追い詰められてプレーのレベルを上げてきたハレプに第2セット、第3セットを奪い返され逆転負け。初のトップ10選手との対戦で金星はならなかった。
それでもコートを去る大坂の背中には、一昨年の準優勝者をあと一歩まで追い詰めた健闘に大きな拍手が贈られた。
トップ10選手を追い詰めた大坂にテニスファンからは、「普通にすごい。今後が楽しみすぎる」「大坂選手の強打が決まるたび会場もどよめいてましたね」「18歳で第6シードにフルセットなら現時点では十分過ぎる」「もしかしたらを期待したけど、そこから巻き返すのはさすがトップ選手でしたね。でも、この舞台で五分に闘えたなんてすごい」「頼もしい。伊達さん以来、久しぶりにグランドスラム勝てそうな選手が出てきた」などの声が寄せられている。
対戦相手のハレプも大坂について、「彼女は非常に強く優秀な選手です。サーブにはパワーがあります。ファーストサーブは本当に強力でした。今日は難しい試合だったので、私は勝てて本当にうれしいです」と話している。
ハレプの言葉がリップサービスでないことは、彼女が試合中にラケットを叩き付け、いら立ちを露わにしたことからも分かる。この行為についてハレプが「ごめんなさい」と観客に謝ると、スタンドからは歓声もあがった。
2014 finalist Halep survives Osaka, advances to R16 for just 2nd time in career. Read: https://t.co/715nxgFMqm #RG16 pic.twitter.com/wGjJ5iy0xv
— Roland Garros (@rolandgarros) 2016年5月27日