37歳のベテランが見せる老獪なテニスに苦しめられたマレー。さらにステパネクが疲れてきたところで試合が中断、翌日に持ち越されたこともあり2日間にわたって赤土の上を走り回らされることになった。
2セットダウンの窮地から息を吹き返したマレーは試合後、「すごい難しい試合だった。戦いにくい大変な試合で本当に強いストレスがかかった。2日間かけて試合をするのはいつも大変なことだ」と激闘を振り返っている。
「しかも最後の1セット勝負になり、相手が常にリードした状態で彼のサーブからスタートした。僕にもチャンスはあったが生かすことができなかった。いつも追いかける展開で本当に大変だったよ。キャリアの中でも最大の勝利のひとつになるかもしれない」
何を仕掛けるにしても、常にステパネクが先手を取り続けた試合。マレーは自分がやりたいことをすべてステパネクにやられてしまい、フラストレーションの溜まる展開が続いた。
「この試合を突破することは本当に大きな意味があった。逆の可能性になっていても不思議ではなかった」
Andy Murray saluted the irrepressible 37-year-old Radek Stepanek. READ: https://t.co/xEaYWvXDhf #RG16 pic.twitter.com/TOrYvtzJgL
— Roland Garros (@rolandgarros) 2016年5月24日