外務省は5月18日、新しいパスポートの基本デザインを葛飾北斎の「冨嶽三十六景」とすることを発表した。見開きごとに「冨嶽三十六景」の24作品が採用される。国内外のネットユーザーからは、「今のデザインが貴重になるね」「私もこの(新しい)パスポートが良い」など、さまざまな声があがっている。
時期パスポートのうち、表紙は現在と同様のデザインで変更はない。新調されるのは各ページで、見開きごとに「冨嶽三十六景」の各作品が採用される。全ページ、「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」など、24の異なる作品が使用されている。
基本デザインの選定代表は海外通信・放送・郵便事業支援機構会長の高島肇久氏が務めた。高島代表を含め、有識者5名は準備会合を開催し、複数の候補について議論。結果、今回の決定に至った。
デザインのコンセプトは「日本的なデザイン」。外務省によれば、各ページを異なるデザインとすることは偽変造対策にも有益である。次期パスポートの導入は、2020年東京オリンピック・パラリンピック開催も踏まえ、その前年の2019年度中の導入が目標。基本デザインは現在、外務省のWebサイトですべて閲覧できる。
《佐藤亜希@リセマム》
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