恋人へのドメスティックバイオレンス(DV)疑惑で開幕から出場停止処分中だった、ニューヨーク・ヤンキースのアロルディス・チャップマン投手が5月9日の試合から復帰した。チャップマンは復帰前に会見を開いた。
左腕から最速169キロの直球を投げ込むチャップマン。シンシナティ・レッズ時代にはクローザーを務め、メジャー6年間で146セーブを挙げた。ヤンキースにはデリン・ベタンセス、アンドリュー・ミラーというMLBでもトップクラスの勝ち継投が存在する。それでもジョー・ジラルディ監督は、新守護神に最終回のマウンドを任せる考えだ。
ジラルディ監督からのクローザー任命についてチャップマンは、「非常に興奮しているし幸せだ。クローザーの役割が与えられて満足している」と話した。
チャップマン復帰にファンからは、「チャップマン解禁は楽しみ」「やっとチャップマン見られるのか」「チャップマン来たらそりゃミラーはセットアッパーするよな」といった声のほか、貧打に泣く試合が多い今季のヤンキースに「チャップマン来てもチーム成績は変わらなそう」「勝ち継投を出す試合にならない」などの意見も多い。
チーム打率がアメリカン・リーグ15球団中14位、打点は15位というヤンキース。七回以降は最高のリリーフ陣が待っているだけに、何とかして六回までにリードを奪いたい。
《岩藤健》
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