試合は序盤から互いがサービスゲームをキープして進む。錦織はキリオスにブレークポイントを握らせなかったが、自身のブレークチャンスでもキリオスの力強いサーブに苦しみ生かせない。相手に付け入る隙は与えなかったが、タイブレークでセットを落としてしまう。
錦織は第2セット第1ゲームでもブレークチャンスを迎えるが、ここもキリオスが連続ポイントでセーブ。互いにキープを続けたセットは再びタイブレークを迎える。今度は錦織が序盤から先行。連続ポイントでリードを広げ7-1でセットを奪い返した。
第2セット終盤からプレーが荒れ始めたキリオスは、うまくいかないイラだちから第3セットに入ると落ち着きをなくし始める。錦織はドロップショット、この日コントロールが冴えていたダウンザラインでキリオスを振り回し、第4ゲームには両者通じて初のブレークに成功した。
このままリードを保ち逃げ切った錦織。準決勝では世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと対戦する。ふたりは今季2戦して錦織の全敗。通算でも7勝2敗でジョコビッチが大きく勝ち越している。
iSemifinalista! @keinishikori vence a Kyrgios y se enfrentara al ganador del Djokovic-Raonic.#MMOPEN pic.twitter.com/Rv8sQtGRIP
— Mutua Madrid Open (@MutuaMadridOpen) 2016年5月6日