【LONDON STROLL】岡崎慎司が活躍、プレミアリーグ首位を走るレスターの事実 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】岡崎慎司が活躍、プレミアリーグ首位を走るレスターの事実

オピニオン コラム
岡崎慎司 参考画像(2016年3月14日)
  • 岡崎慎司 参考画像(2016年3月14日)
  • 優勝に王手のレスター・シティ(2016年4月24日)
  • 岡崎慎司 参考画像(右/2016年4月17日)
  • 岡崎慎司、オーバーヘッド決勝弾(2016年3月14日)
イングランド・プレミアリーグ制覇に王手をかけた日本代表FW岡崎慎司の所属するレスター・シティ。奇跡とも言える快進撃は優秀な選手や監督だけでなく、多くのチームスタッフ、そしてサポーターによって支えられている。

正直、私はこれまでレスターのスタジアムで、あの熱気を感じたことはなかった。サポーターを含めたチームが一体となって試合が行われている。今では多くのプレミアリーグファンも、レスターがプレミアリーグ制覇を待ち望んでいる。

■ケガの悩みが少ないレスター

優勝候補チームが勝ち点を落としていく中、プレミアリーグの首位を快走中のレスター。ここ数試合の無失点試合を継続し、その姿はすでにプレミアリーグ王者の風格さえ感じられる。チームの勢いは、素晴らしいデータが物語っている。

英紙によると、今季のレスターの選手のケガの回数はわずか18回。これはプレミアリーグ20チームの中で最も少ない数字である。つまりレスターの指揮官はプレミアリーグにおいて、最も負傷離脱による人選の苦労に直面しなかったということだ。逆に最も負傷者に悩まされたのは優勝候補マンチェスター・シティの69回、数で比べると圧倒的な差を感じることができる。

チーム得点王のジェイミー・ヴァーディが、4月17日の試合でレッドカードを受け2試合出場停止となった。これでレスターの連勝がストップするのではと囁かれたが、ヴァーディ抜きで試合に臨んだにも関わらず、4-0と圧勝の結果を残した。


レスターで活躍する日本代表FWの岡崎慎司

今のレスターにはエース不在を補うほどの、計り知れないほどのチーム力がある。カップ戦で早々に敗れ他チームよりも試合数が少なかったとはいえ、首位をひた走るレスターの秘訣はチーム全体としてのコンディションの良さにあり、これはクラウディオ・ラニエリ監督の手腕なのだろう。

ちなみに毎シーズン、ケガ人が多いイメージのアーセナルの今季の負傷数は37回。これはプレミアリーグで7番目に少ない数字で、何とも微妙な数字だ。いい加減、アーセン・ベンゲル監督を含め、戦力の見直しの必要があるのかもしれない。

他国リーグに比べ、シーズン中に休暇期間のない過密日程が特徴のプレミアリーグ。迫力ある試合が繰り広げられているだけに、ケガ人が増えるのは仕方がないことなのかもしれない。そのため各チームは、負傷者を出さないマネージメント能力が問われる。

エース不在のレスターは、5月1日に行われるマンチェスター・ユナイテッド戦で勝利し、2位で追うトッテナム・ホットスパーの巻き返しを抑え、優勝を決められるだろうか。

歴史的なプレミアリーグ制覇を決めるゴールをレスターの20番、岡崎に決めてもらいたいと期待が高まる。
《Takaharu Osako》

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