試合はリバプールのホームで劇的な結末を迎えた。前半0-2で折り返したホームチームは、後半3分に1点を返すものの同12分にマルコ・ロイスのゴールで再び2点差に引き離される。
これで勝負ありかという雰囲気も漂う中、リバプールは同21分にフィリペ・コウチーニョが追撃弾。さらにママドゥ・サコのゴールで3-3の同点に追いついた。この時点でもまだアウェーゴールの差でドルトムントが有利、引き分けなら勝ち上がりという状況だった。しかし、試合の流れは完全にリバプールへ傾いており、どちらに転ぶか分からない時間が続く。
耐え続けたドルトムントだが後半46分、最後はFKの流れからデヤン・ロヴレンに決勝弾を許して敗れた。
試合後の会見でドルトムントのトーマス・トゥヘル監督は、「逆転される雰囲気があった」と肩を落とした。
「期待されているような説明はできないと思う。説明できるということは論理的であったり、戦術的であったり…少なくとも、試合の流れが変わるような場面があったということだ。だがそういうものはなかったと思う。3点を奪うことはできたが同点になってからは、我々のサポーター以外の全員がこういうことになりそうだと感じる雰囲気があった」
Das tut weh. // Wow. This hurts. #lfcbvb 4-3 FT. pic.twitter.com/I5pHB1oAX9
— Borussia Dortmund (@BVB) 2016年4月14日