CKからアレックスのヘディングシュートで先制したミラン。この試合のため異例の合宿を敢行するなど、入念な準備をしてきた熱意が実った。だが先制から9分後の同27分、ユベントスはGKジャンルイジ・ブッフォンのロングパスから、最後はマリオ・マンジュキッチが決めて同点に追いついた。
ミランは後半6分にマリオ・バロテッリが、カルロス・バッカのシュートが弾かれたボールに詰め勝ち越しゴールを奪ったかに思われた。しかし、ヘディングに見えたゴールは手で押し込んでおり認められず、バロテッリはイエローカードを受ける。
逆にユベントスは同20分、CKの流れからポール・ポグバがボレーシュートでゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功した。
その後スコアは動かず1点差で敗れたミラン。試合後の会見でシニシャ・ミハイロヴィチ監督は、「我々は負けたが敗北に値するプレーではなかった」と話している。
「我々は今夜のために良い準備をしてきた。負けたが決して敗北に値するプレーではなかった。今シーズンのチームには運がない。しかしながら、我々は今夜プライドをかけてプレーし、ユベントス戦後もうつむくことはない」
ブッフォンに驚くべきセーブがあったと相手GKを称賛したミハイロヴィチ監督。強敵相手の試合でも後半25分までは優位に進められた、コッパ・イタリア決勝での再戦にも集中して向かいたいと話した。
Coach Mihajlovic: "We come away from the match with our heads held high" https://t.co/gSBHX2fbws #MilanJuve pic.twitter.com/90AFhoP7FR
— AC Milan (@acmilan) 2016年4月9日