首都ブリュッセルでテロ事件が発生して20日。ベルギー王国大使館のギュンテル・スレーワーゲン駐日大使が、「市民は自転車を楽しむ日常を取り戻しているので、日本のみなさんもサイクリングを楽しみに来て」とアピールした。
今回で4回目となるサイクリングイベント、「オランダ~ベルギー・フランダース in 東京散走2016」が4月10日に行われ、同大使がゴール後に参加者に向けて語った。
ベルギーは自転車競技が最も盛んな国で、歴史上最強の選手と言われるエディ・メルクスらを輩出。ツール・ド・フランスでもフランスの36勝に続く18勝を挙げている(3位はスペインの12勝)。春には激坂上りが波状的に待ち構える過酷なワンデーレースが開催される。
「先週は伝統レースのツール・ド・フランドルが例年のように開催され、大変な盛り上がりようだった」という大使。
「ベルギーはEU全体と協力しながら全力を挙げて安全策に乗り出している。人々は日常生活を取り戻し、自転車を楽しんでいる。自転車は健康で経済的。移動手段としても重宝する。ベルギーには自転車で走ると楽しいところがいっぱいある」
この日はオランダ公使などと一緒に都内をサイクリング。「東京を自転車で走るのも悪くないね」とご満悦だった。
《山口和幸》
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