ストリートボールリーグのSOMECITYは、4月に開幕する2016-2017シーズンから国内バスケットボールリーグでは初となるビデオ判定を導入する。
対象は、SOMECITY TOKYOで開催されるすべての試合。その他のリーグ開催地域となる大阪、仙台、長野、名古屋についての導入時期は未定となっている。機材やアプリケーション操作は、2015-2016シーズンの1年を通じて検証。すでに保有している最小構成の機材、アプリケーション、人員での実施を予定している。
ビデオ判定は、試合終了間際のシュートやファウルが時間内だったかの判別などに関する審判の判断補助材料として位置付けられており、チーム側からビデオ判定の要求はできない。
ビデオ判定導入のきっかけは、昨年2015年3月に行われたTHE FINAL決勝戦。終了間際、逆転ゴールの判定をめぐって問題になったことが検討のきっかけとなった。
SOMECITYは爆音が鳴り、照明も暗く、狭いコートの中でプレイする。審判の移動も難しく、選手も決して行儀が良い方ではないという背景があり、審判への負担が大きいものとなっている。
また、映像や写真の撮影を強く禁じていないことから、観客やファンがビデオ判定のようなことを行っている。こうした状況も鑑みて、ビデオ判定の導入が決定された。
《美坂柚木》
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