東京マラソン財団の公式クラブ「ONE TOKYO」は、東京マラソンEXPO2016で「レース3日前からの食事と栄養」というテーマのセミナーを開催。ゲストにシドニー五輪5000m、アテネ五輪1万m日本代表の大島めぐみさんが登場した。
マラソン3日前に積極的に摂りたい成分は、ビタミン類だという。緊張、ストレスをビタミンが和らげてくれる効果があるからだ。ランニングをしている間は、平常時よりも呼吸回数が増えるので、ビタミンが壊れていく。
特にビタミンCが足りないと免疫力が低下し、風邪をひいたり疲れやすくなる。ビタミンCは緑黄色野菜やみかんなどに含まれている。
大島さんは「食物繊維が豊富なものは直前には控えるように」とアドバイスする。
「腸の中を綺麗にする食物繊維を摂りすぎると、お腹がゆるくなって調子が悪くなってしまうかもしれない。2日前くらいからは、沢山摂らないように気をつける」
大会当日の朝など、直前に摂取することをオススメする成分は「ムチン」だという。オクラ、納豆、山芋、なめこなど、ネバネバしている食材に入っている成分だ。腹部内で消化、吸収を効率化する働きがあるため、体に負担をかけることなく食物が素早く消化される。
「オクラにはビタミンCがたくさん含まれている。オクラを刻んでかき混ぜ、ご飯にかけて食べています」
《大日方航》
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