AFC U-23選手権で優勝したサッカーU-23日本代表チームが1月31日に帰国した。アジアの頂点に立った選手たちをひと目見ようと、羽田空港にはおよそ500人のファンが集まった。
帰国会見に臨んだ手倉森誠監督は、「国民の期待に応えられて良かった。アジアチャンピオンになってリオ(五輪)に行くという目標を達成できた。そこには選手たちの成長があったと感じています」と話し、一戦ごとにたくましく成長した選手たちを称えていた。
会見に同席した主将の遠藤航からは、「まずはリオ五輪の出場決定、そして優勝することができてうれしく思います。ただ、この優勝という結果に満足せず、これからリオ五輪まで一人ひとりが、どれだけ成長できるかが大事だと思います。チームとしても個人としても、成長できるように頑張っていきたい」と、リオ五輪を見据えた発言があった。
谷間の世代とも呼ばれ、前評判は高くなかった今回の代表チーム。だが劇的な展開の連続で勝ち進むと、大きな期待と注目を集める存在に変わった。
会見で手倉森監督は、「日本のサッカー界の歴史を変えるべく、メダル獲得に向けて力を注いでいきたい」と発言。1968年のメキシコ大会以来となるメダルに向け、U-23日本代表の戦いは続く。
《岩藤健》
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