イングランドでは1月27日にキャピタル・ワン杯の準決勝セカンドレグが行われた。本拠地にエヴァートンを迎えたマンチェスター・シティは、後半の2ゴールで突き放し3-1と勝利した。
敗れたエヴァートンのロベルト・マルティネス監督は試合後、決勝点になった2点目をめぐり判定に不満を見せた。
エヴァートンは前半18分にロス・バークリーのゴールで先制したが、同24分にシティもフェルナンジーニョのゴールで追いつく。さらにシティは1-1で折り返した後半25分、ラヒーム・スターリングのクロスからケヴィン・デ・ブライネが決め、勝ち越しに成功した。
しかし、マルティネス監督はデ・ブライネがゴールを決める前、スターリングが持っていた時点でボールはラインを割っていたと主張する。
マルティネス監督は試合後、「良い試合だったがゴールの判定が流れを変えた。本当に信じられないことだよ」と話した。対するシティのマヌエル・ペジェグリーニ監督は、審判のミスだったことは認めたものの、自分たちばかりが不利を被ってるような言い方はいかがなものかと反論した。
「ラインを割った瞬間は見ていなかった。あとで確認したがレフェリーのミスと言えるだろう。だがエヴァートンは、審判に試合を決められたと不満を言うことはできない。エヴァートンの本拠地では、明らかなオフサイドのゴールで我々は敗れた。ヘスス・ナバスへの明らかなPKにも笛は吹かれなかった」
その後もエヴァートン戦での納得いかないジャッジを挙げたペジェグリーニ監督。両チームの対戦では、「ひとつのミスに対し、我々には4つか5つのミスがある状況だ」と、トータルではシティのほうが損をしていると切り返した。
《岩藤健》
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