テニスの全豪オープンは1月21日に男子シングルス2回戦が行われ、第2シードのアンディ・マレーはサム・グロスを6-0、6-4、6-1で破り3回戦に進んだ。
世界最速サーブを誇るビッグサーバーに対し、マレーは多彩なショットでコート上を振り回す。第1セットを1ゲームも落とさず先取すると第2セットも連取、第3セットでもグロスのサービスゲームを2度ブレークして寄せつけなかった。
2回戦を1時間31分で終わらせたマレーは試合後、「サムのサーブが良い日は、ゲームの中でまったくボールに触れられないこともある。だが今日は立ち上がり、あまり良い調子ではなかったので助けられた。第2セットは彼が調子を上げてきたのでタフな戦いになった」とコメントした。
全豪オープンでは過去4度の準優勝があるマレー。悲願の初制覇へ順調に勝ち上がる彼に、「グロス相手に1ゲームも落とさないのはすごい。初優勝に期待が膨らむ」「四大大会やマスターズで安定してベスト8、ベスト4まで残るにはこういう勝ち方が必要だよね」「ビッグサーバーは調子に乗ると手が着けられない。その前に叩けたのが良かった」「今回のマレーはドロー運も良い」「今年の全豪はマレーにとってもらいたい」など、今年こその期待がかかっている。
《岩藤健》
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