BBソフトサービスは、2015年12月度のインターネット詐欺リポートを発表した。
リポートは、同社の「Internet SagiWall(インターネットサギウォール)」で検知したデータをもとに作成。総検知数は84万4679件で、前月比7.0%増加した。
インターネット詐欺の種類別構成比は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが60.60%、フィッシング詐欺サイトが32.94%、マルウエア感染サイトが0.29%。
2015年12月度は、スポーツ用品販売に特化した詐欺サイトを多数検知。これまであったサッカーや野球の用品販売のほかに、剣道の道具などを販売する詐欺サイトも検知した。
詐欺サイトのターゲットには、未成年者が含まれている。使える金額が限られている未成年は、好きなブランドのスポーツ用品をできるだけ安く購入したい傾向があることから、詐欺サイトにひっかかりやすいと考えられる。
昨年から、詐欺や悪質商法の知識や経験がない中高生をターゲットにした詐欺サイトが多数登場しており、被害が拡大している。BBソフトサービスでは被害に遭った場合、地域の警察署や国民生活センターなどの窓口に相談することをすすめている。
《美坂柚木》
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