男子テニスの錦織圭は1月13日、オーストラリアでクーヨン・クラシックに出場してオマール・ジャシカを6-1、6-7、10-4で下した。気温40度のメルボルンでエキシビションに飛び入り参加した錦織は、地元期待の18歳に苦戦しながらも最後は粘る相手を振り切った。
第1セットは6-1で危なげなく先取した錦織。第2セットもリードを奪うが、勝負所のミスでブレークバックを許し、タイブレークの末にセットを奪い返されてしまう。それでも10点先取のタイブレークを10-4で制し、18日から始まる全豪オープンに弾みをつけた。
試合後のインタビューで錦織は、「第2セットで5-2としたあと、彼が急に盛り返してきた。ミスも減り良いサーブをしていた」と、ジャシカの健闘を称えた。
「猛暑の影響も多少はあった。今日は急に暑くなったね。全豪オープンの調整としてはとても良かった。良い調子でいけそうだ」
ブリスベン国際では準々決勝で敗退した錦織。クーヨン・クラシックは予定になかったが、悪い流れを断ち切るため急きょ出場を決めた。タイブレークマッチや、本番でも予想される暑さを経験したことにより、本番への良い調整となったようだ。
《岩藤健》
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