広島の新井貴浩内野手が12月16日、球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円から3倍増の6000万円(推定)でサインした。
チームがBクラスに甘んじた中、主に4番を任されてチームトップの得点圏打率.311を残したことが評価された。右ヒジ痛で開幕は出遅れたが、シーズンを通して苦しいチームの中で主軸を張った。来季は残り29本となった2000本安打も視界にとらえている。
これに対して、「新井がいなかったら打線はボロボロだったな。もっと若手にしっかりしてほしいのが本音」「とりあえず広島には必要な選手であることが改めて分かった」「新井をおびやかす選手が出てこないと広島は上に行けない。ベテランにいつまでも頼っていたらダメ」など、ファンからはチームに対する厳しい声が寄せられていた。
新井は交渉後の会見で「1試合1試合全力でやる」と来季の巻き返しを誓っていた。
《浜田哲男》
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