ヴェルディグラウンドではじまる夢へのキックオフ「いつかシニアの世界大会へ」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ヴェルディグラウンドではじまる夢へのキックオフ「いつかシニアの世界大会へ」

オピニオン ボイス

松本哲郎コーチ
  • 松本哲郎コーチ
  • 【やってみた】ヴェルディグラウンドで40代以上のガチンコサッカーしてきた
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ヴェルディグラウンドで「VERDY Over-40 Football」が開催された。ヴェルディ主催、40代以上の男女を対象として開かれたサッカーイベントだ。

今回は、こちらの体験取材を通して、イベントの主催者、松本哲男コーチに趣旨などを聞いた。

育成世代のテクニカルコーチを務めている松本哲男コーチ。時折覗かせるサッカーへの情熱が、イベントにかける意気込みをも示していた。

---:このイベントを定期的に開いている理由は?

松本氏(以下敬称略):40以上の人たちから、「身体を動かす場所が欲しい」という声が聞こえていたことが大きな理由です。また、私自身も40を過ぎていますので、みんなでサッカーできる場所があればいい、と日々考えていました。育成世代が普段グラウンドを使っているのですが、その後の時間でグラウンドを開放して、お試し的な感じで40歳以上の方限定でサッカーをする場所を設けたら、どんどん人が集まってきて、という経緯になります。

---:イベントに来る人はどういった経緯で?

松本:来てくれた人が次回にはご友人を連れてきてくれたり、HPを見てきてくれたり。中学、高校時代にこのグラウンドで過ごして懐かしくて、といった方もいます。息子さんがサッカーをはじめて、「一緒にボールを蹴りたい」という目的で参加してくれている人も多いですね。この年になって初めてボールを蹴ったという人もいますし、そういった方でも教室に通うにつれてどんどん上達してくれているんです。いくつになっても人間は成長する。向上心を忘れない方々が参加してくれていると思いますね。

---:今後このイベントをどう成長させていきたい?

松本:目論見としては、いつか世界大会を開催したいと考えています。

---:具体的には?

松本:まだなにもないです。(笑)普段の練習だけで終わるのではなく、大会のようなものをモチベーションにして、楽しんでほしいなと考えています。各都道府県でもシニア年齢を対象にしたサッカー教室などは開催していると思いますので、各地に声をかけてみたりしたいですね。「生きがい」じゃないですけれども、一生サッカーができる場所をどんどんつくっていきたいです。

---:この教室は他の教室に比べどのような特徴がありますか。

松本:ここのグラウンドは、とても歴史のあるグラウンドだと思うんです。僕らの年代からするとこのグラウンドでボールを蹴ることができるというのはとても貴重な経験なんですね、いまの小学生たちは分かっていないかもしれないですけれど。ラモスとか与那城ジョージとか、偉大な方たちがボールを蹴っていた場所というか。ここでサッカーできるという喜びはやっぱり重いものなんですよ。この独特な雰囲気の中でサッカーを楽しんでいただけたらな、と思っていますね。

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(体験後記)

体験取材を通して気づいたが、イベントへの参加者たちの意識は高い。プレー中、絶えない笑顔からは、「ボールを蹴る」という非日常が普段の息抜きとなっている様子が感じ取れた。それは、かつてのサッカー少年たちの日常を呼び覚ましてくれる場所であるからなのかもしれない。

サッカーは、人間を成長させる。気持ちさえあれば、成長に、年齢は関係ない。

憧れの地、ヴェルディグラウンドでボールを蹴り合う大人たちのジェントルな振る舞いに、人間の可能性を感じずにはいられなかった。
《大日方航》

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