12月2日に行われたサッカーのスペイン国王杯4回戦で、レアル・マドリードが出場停止中だったデニス・チェリシェフを起用した件に対し、スペインサッカー連盟は同クラブを失格処分にすると発表した。
レアルは2日の試合でカディス(3部)を3-1で下し、4回戦第1試合に勝利したはずだった。だが、この試合で先制点を奪ったチェリシェフは、本来ならカード累積で出場できないはずの選手。
チェリシェフは昨シーズン、レンタル移籍先のビジャレアルで国王杯に出場した際、カード累積により1試合の出場停止処分を科された。この処分はシーズンをまたいでも、クラブが変わっても有効なものだった。レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、「誰も事前に報せなかった。クラブもチェリシェフも出場停止を知らず、過失はない」と主張したが認められなかった。
レアルの失格に対し、「最近レアルも踏んだり蹴ったりだな」「意外とそういう管理というか把握は抜けてるんだな」「失格は仕方ない。逆にそうじゃなかったら驚く」「マドリーが悪いのは前提として、審判も誰も気づかなかったの?」といった声がファンからは挙がっている。
《岩藤健》
page top