男子テニスの国別対抗戦デビスカップはイギリスが1936年以来、79年ぶりの優勝を果たし閉幕した。2勝1敗で王手をかけて臨んだ最終日、優勝を決めたのはアンディ・マレーだった。
ダビド・ゴフィンとのシングルス。マレーは第1セットを6-3で取ると、接戦になった第2セットも7-5で連取。第3セットはゴフィンも意地を見せたが、終盤に地力の差を見せ6-3で振り切った。最後はネットに出てきたゴフィンの頭上を越す、バックハンドのロブショット。優勝が決まった瞬間、マレーは赤土の上に寝転んで喜びを爆発させた。
今大会のマレーはシングルス8勝、ダブルスでも3勝を挙げ無敗。文句のつけようがない働きで母国に10度目の栄冠をもたらした。
日本は2016年のデビスカップで、マレー率いるイングランドと初戦で戦うことが決まっている。連覇を狙う相手との厳しい戦いが予想される。
《岩藤健》
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