東京都内で11月23日、陸上のサニブラウン・アブデル・ ハキーム選手などダイヤモンドアスリート認定者向けにリーダーシッププログラムが実施された。アドバイザーの小泉進次郎議員が為末大氏、投てき種目の北口榛花選手とトークを展開した。
同プログラム監修の為末氏が小泉議員を招いた理由について、「表彰台に立ったあと、選手がどういう言葉を発せられるかが、その後のリーダーシップの発揮につながる。言葉にチカラを持つ人といえば、小泉さん。そう思って起用した」と語った。
それに対し小泉議員は、「為末さんは、アスリートのセカンドキャリアを考えている。若くしてアスリートを引退しても、その人の人生はその後、圧倒的に長い。こうしたプログラムは、彼らのキャリアがその後、どういかされるか、壮大なキャリアプランニングだと思う。競技だけじゃない、言葉の重要性や国際感覚に触れられるというのがいい」と返した。
さらに「少子高齢化のなかで、スポーツの持つ力、可能性や潜在力が、競技・運動だけじゃなく、世の中に新しい価値を生み出せる存在として芽吹き始めている。だからきっと、ダイヤモンドアスリートのなかから、もしかしたら政治家が生まれるかもしれない」と続け、北口選手に向かって「将来どう？」と振る。
「ええええ！」と北口選手の困り顔を見てすかさず、小泉議員は「無茶ぶりだね」となだめ、「僕は、日本の政治家になんで出てこないんだろうなと思う人が、宇宙飛行士なんですね。これからは政治は多様性。いろんな人が集まってくれるとうれしいですね。（日本には）プロレスラーの経験を持つ文部科学大臣（馳浩氏）がいるんだから」と"小泉節"全開で記者陣を笑わせた。
《大野雅人》
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