前回:憧れのネパール、タイムスリップした日本を感じさせる国…生活環境編
手配をすべて任せていたのがアドベンチャー専門の旅行代理店だったため、今回の旅の目的はトレッキングに。とは言っても、私にとって本格的なトレッキングは初めてだったため不安もあった旅となりました。
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●ネパールはトレッキングの聖地
本格的な山登りに比べて低負荷ではあるものの、長期間に渡って山麓を歩くトレッキング。ネパールはこのトレッキングの聖地となっているために市内には多くのトレッキング専門店が軒を連ねていました。
●車やオートバイのクラクションが鳴り響く首都カトマンズ
私の住むオーストラリアの南オーストラリア州からネパールへの空路に直行便はないため、今回はヴィクトリア州からマレーシア経由でネパール入り。ネパールは観光でもビザ(滞在許可証)が必要になるため、現地空港でビザを手配しました。
空港を出てタクシーの客引きをかき分けて、今回参加する旅行代理店「Gアドベンチャー」の迎えのクルマに乗りました。首都カトマンズ市内にある初日に宿泊予定のホテルまでは30分ほど。縦横無尽に走るクルマやオートバイのクラクションが鳴り響くなか、ホテルへと向かいます。
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●旅のメンバーはドイツ、英国、ベルギーと多国籍
宿泊先では、一緒にトレッキングをするメンバーが夕方から集まりミーティング。旅行代理店のGアドベンチャーは世界各国に支店を持つため、メンバーもインターナショナルな面々でした。
ドイツ、英国、ベルギー、そしてネパール人リーダーとサブリーダーを含む9名(翌日ドイツのメンバーが2名加わり計11名になった)。初日はほとんどのメンバーが緊張していたせいか、自己紹介は出身地と名前くらいに終わりました。
その後リーダーから、これからのトレッキングの日程とトレーニングや高山病の予防のための注意事項などの話がありました。
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●今回のトレッキングを成功させるための最低限のこと
1.スタートする翌日から最低2リットルの水分を摂る(高山病を予防するため)
2.夜の睡眠を十分にするために日中は眠らない
3.どんなに緩いところでも急がない(長期間に渡り歩き続けるための持久力保持のため)
4.気持ちはポジティブに
ミーティング後、夕食となり少しずつ打ち解けていったメンバー。部屋に戻る前にポーター(トレッキングの際に荷物を運ぶ運搬係)に荷物を預けるための専用バックを受け取りました。翌朝までにザックの中身をすべてポーター専用バックに詰め替える必要がありました。
翌日、このカトマンズからトレッキングをスタートする場所へと移動を開始しました。