野球の国際大会プレミア12は11月14日、グループBで3試合が行われた。日本がアメリカに10-2で快勝したほか、ベネズエラはドミニカに8-6で勝ち、韓国もメキシコを4-3で下している。
■ベネズエラ8-6ドミニカ
ベネズエラは3-5で迎えた六回、レニー・オスーナの2点タイムリーで同点に追いつく。七回にはルイス・ヒメネスが一死満塁から走者一掃のタイムリーを放った。ドミニカは一死二、三塁からファン・リベラを敬遠し、この日2打数2三振だったヒメネスと勝負したのが裏目に出た。
ドミニカはヒットの数ではベネズエラを上回ったが敗れ、1次ラウンド0勝4敗。勝ったベネズエラは2勝2敗グループB3位につけている。
■メキシコ3-4韓国
韓国はメキシコの先発セザール・カリージョを攻め、三回までに4点を奪う。三回には今大会、不振に喘いでいた主砲パク・ビョンホに一発が出た。だが四回以降はメキシコの2番手ヘラルド・サンチェスの前に追加点が奪えない。
メキシコは三回、五回に点を奪い1点差まで詰め寄る。最少リードを守り抜きたい韓国は、5人の投手を注ぎ込んでメキシコの追撃をかわした。
■アメリカ2-10日本
日本はマット・マクブライドのソロ本塁打などで三回までに2点を先制される。だが四回に筒香嘉智のタイムリー安打で1点を返し、六回には筒香の2打席連続タイムリー、中田翔の3ラン本塁打でリードを3点に広げる。
トドメの一撃は七回、松田宣浩が二死満塁から甘く入った初球の変化球を叩き、ひと振りでレフトスタンドまで運んだ。快勝した日本は1次ラウンド首位通過が決定した。
《岩藤健》
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