白鵬が大技やぐら投げ、6年ぶりの決まり手で7連勝…大相撲九州場所 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

白鵬が大技やぐら投げ、6年ぶりの決まり手で7連勝…大相撲九州場所

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大相撲九州場所は11月14日に7日目を行った。白鵬、日馬富士、鶴竜の3横綱はそろって勝利したが、大関陣は照ノ富士と豪栄道が敗れ早くも3敗になった。

角番の豪栄道は琴奨菊との大関対決。立ち会いで低く当たられると、相手の突き落としに土俵上へバッタリ倒れた。精彩を欠く内容に「相手のほうが圧力が強かった」と言葉少なに語った。角番脱出にあと4勝を必要とするが、今後まだ3横綱2大関との対戦が待っている。

初日からただひとり無敗を守る白鵬は、西前頭2枚目・隠岐の海を大技やぐら投げで破った。左四つに組んだ白鵬は隠岐の海に俵まで寄られるが、そこから右ヒザを相手の内股に入れ跳ね上げると、豪快に持ち上げて土俵の上に投げた。行司は隠岐の海に軍配を上げたが、物言いがついて白鵬の勝ち。

2009年名古屋場所で当時の横綱・朝青龍が決めて以来の決まり手に、「やぐら投げは久々に見たわ」「苦し紛れの投げかと思ったけど、スローで見たら冷静にコントロールしてたね」と相撲ファンも感心した。

この取り組みで軍配を差し違えた行司の第40代・式守伊之助は、3日目の日馬富士対碧山戦に続く差し違え。1場所2度目の差し違えに北の湖理事長は「8日目から3日間の出場停止」を言い渡した。

ミスが続く伊之助に「一番近くで見てるんだから、あれくらいはしっかり裁いてほしいな」「どう見ても白鵬だった。行司が何を見て隠岐の海に上げたのか気になる」などの声が挙がっている。
《岩藤健》

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