●場所取り大事!!
鹿児島に住んでいれば栃木県の宇都宮市は餃子のイメージしかありません。ひとまず東京まで飛行機を利用しますが思いの他に時間がかかります。飛行機とJRで宇都宮に向かい、クリテリウムが始まる前に到着するはずが電車は事故で遅延してしまいました…。
到着したころにはすでにクリテリウムが始まり、カンチェラーラが集団の先頭を引いているところでした。写真はあきらめました。18日、前日の失敗はしまいとバスで宇都宮市森林公園へ着いたら早速KOM(キング・オブ・マウンテン)ポイントへと歩きました。
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場所取りも早めにでき、今度は写真も撮れました。当たり前ですが、両日ともに早めに場所取りして観戦に備えるのは大事ですね。観戦は"場所取りから始まっている"と痛感しました。
●脇のお客さんは自転車に夢中かと思いきや!?
KOMポイント付近では道すがらにさまざまな観客がいます。記事にもしたように熱心にペイントを描く姿や描かれたイラストは見ものです。自転車そっちのけで宴会を始める男女3人組もいました。飲ん兵衛の性なのでしょうか、私は酒を辞めて3年も経つのに自然とそこにひかれてしまう…。
「そのカメラと焼酎を交換しようね!」と切り出すおじさん。「ここでラーメンを作って、焼酎を飲んで、(レースが)通る前にはできあがるというのが見方よ(笑)」なんて語り出すおじさん。
鹿児島から来たと話すと焼酎の話で盛り上がりました。そのとき、おじさんが生で呑んでることに気がつきました。「焼酎を生で飲むのが宇都宮の飲み方よ」と火照りながら語るおじさんの笑顔はステキでした。
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●ボトルはもらえるはずもないよな…と思ってたら!?
宇都宮では「焼酎は生で飲むもの」と教わった私は、次は自転車のスピードを味わってみようと平坦区間へ場所を移しました。終盤、仕掛けようとするモホリッチ、山本元喜、マークするステティーナの争い、最終周回ではモレマ、ウリッシ、新城、ゲルツのしのぎを削る走りを体感できました。
痛チャリを見ようとメイン会場まで向かう途中のことでした。キャノンデール・ガーミンの選手を通りがかりに応援したら、振り向いて笑顔でボトルを投げてくれました!日本語で応援したのが通じたのか、いやぁこれにはビックリ!
彼は上位には食い込めないため軽く流して走ってましたが、そんなサービスにはビックリしました。ダメ元で応援したのに、まさか私がもらえるとは。そんなキャノンデール・ガーミンのボトルは選手の汗がチラッとついていたり、少しドリンクが残っていたり、レース中の臨場感を味わうものでした。いつもテレビ中継で観る光景を、まさか自分が体験できるなんて感動ものです。
本場のロードレースを体感できる!と思って鹿児島から向かった取材&観戦。初観戦ながら楽しいひとときを過ごすことができました。自転車競技って、するのも観るのもいいものですね!
「ただ走るだけじゃないか」と思っていても、間近で見ればガラッと印象が変わる。そんな競技が自転車ロードレースだと思います。来年は行ってみてはいかが?