テニスの楽天ジャパン・オープンが10月5日に開幕した。1回戦に登場した錦織圭はボルナ・チョリッチと対戦、第1セットを2-6で奪われたが6-1、6-2で逆転した。
錦織は立ち上がりから4ゲーム連取される苦しい展開になり、そのまま最初のセットを落とした。「相手の守りがよく焦ってしまった」と振り返った錦織。それでも試合中に気持ちとプレーを立て直す。とにかく自分のミスでポイントを落とさないよう心掛け、最後は自力で引っ繰り返した。
新鋭チョリッチに競り勝った錦織に、「第1セットを取られても負けるとは思わなかったけど、スロースターターなところは見ててヒヤヒヤするね」「ファンとしては心配させられた分嬉しさも増すが、個人的には、1セット目から本気で潰しておいて欲しかった。今後のために」「苦しみましたが逆転で勝つのはさすがだと思いました」などの声が寄せられている。
対戦相手のチョリッチはクロアチア出身の18歳。2015年のドバイ・テニス選手権でアンディ・マレーに勝利し、若手ナンバーワンと期待する声が多い。敵地とも呼べる舞台での善戦に、「穴がないし将来ジョコビッチみたいな選手になりそう」「完全アウェイであそこまで苦しめたのはすごい」と、日本のファンからも賞賛が送られた。
《岩藤健》
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