9月26日にマツダスタジアムでは広島対阪神の試合が行われた。広島は初回に1点を先制されるが、五回に逆転し2-1で勝利した。先発の前田健太が8回1失点で14勝目を挙げている。
逆転CSをあきらめていない4位広島が、3位阪神との直接対決で意地を見せた。前田は初回にマウロ・ゴメスのタイムリーで1点を失ったが、それ以降は阪神打線にチャンスを与えない。バットでも五回に一死から二塁打で出塁すると、新井貴浩のタイムリーで自ら同点のホームを踏んだ。この回さらにブラッド・エルドレッドが、フェンス直撃の逆転タイムリーを放った。
前田の好投で5試合ぶりに勝利した広島。だが3試合連続完封負けだった打線は、この試合でも2点しか奪えず「投手が逆転の口火を切ってるようでは駄目」「カープを苦手にしてる岩田から2点しか取れないなんて…」「マエケンがハーラートップの14勝、ピッチャーは頑張ってるのに4位!」「カープの場合、ここまでして初めて投手に勝ちがつく」「このまま二軍レベルの打線でシーズン終えるなんてことはやめてほしい」など、援護のなさにファンからも不満が漏れる。
敗れれば自力でのCS進出が絶たれる一戦に勝利した広島。わずかに残された可能性に懸ける。
《岩藤健》
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