テキサス・レンジャーズは9月15日のヒューストン・アストロズ戦に6-5で勝利し、アメリカン・リーグ西地区で首位に立った。
開幕前にダルビッシュ有が離脱したのを皮切りに、戦力が整わなかったレンジャーズは前半戦を負け越しで折り返した。だが開幕ロースター25人のうち半数を入れ替えた後半戦は、勝率6割を超えるペースで勝ち続けた。
一時は首位アストロズまで9.5ゲーム差あったが逆転し、ついに144試合目で首位に躍り出た。
猛烈な追い上げを見せたレンジャーズに、「レンジャーズ首位かよ。ダルビッシュもったいないな。プレーオフで投げられないのは」「いつの間にこんなことなってたんだよ。2カ月前に見たときは影も形も無かったぞ」「ルール5で獲得した新人がリードオフマン、ウェーバーで拾った投手がクローザーに成長だからな」「レンジャーズは後半戦、アメリカン・リーグじゃブルージェイズに次ぐ勝率だぞ」「これをレンジャーズはダルビッシュ抜きで成し遂げたのか」など、ファンも予想を裏切る結果に驚いている。
開幕から独走しポストシーズン進出は間違いないと言われていたアストロズだが、この1カ月は常にレンジャーズの脅威にさらされてきた。追われる立場から追う立場になり、巻き返しを図る。
《岩藤健》
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