中日の小笠原道大が今シーズン限りで引退することが分かった。セ・パ両リーグでMVPを獲得し、ワールド・ベースボール・クラシックでも日本の連覇に貢献した希代のバッターがユニフォームを脱ぐ。
小笠原は9月12日のヤクルト戦、六回に代打で登場し勝ち越しのタイムリーを放つ活躍を見せた。2カ月ぶりの1軍復帰戦で即結果を出したベテランだが、試合後のヒーローインタビューでは、去就について触れるのを避けていた。
中日では和田一浩も引退の意向を固め、川上憲伸や谷繁元信兼任監督の去就にも注目が集まっている。
ベテランの引退ラッシュに、「今年のプロ野球は名選手が続々と引退っぽい。 特に中日の小笠原、和田はともにパリーグの強打者だったし、好きな選手だった」「まだまだやれそうだけど、本人が決めたこたとなら仕方がない。お疲れ様でした」「あれだけひたむきな野球選手も久しぶりにみた。 代打ならまだいけそうだが、球団の方針なら仕方ないだろう」「今年は大物がたくさん引退するね」「まだ必要な選手なんだけどな」などファンからは寄せられている。
2013年オフ、戦力外に近い形で巨人から中日にFA移籍した小笠原。代打の切り札として復活した41歳は、若返りを図るチーム方針の中で身を退いた。
《岩藤健》
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